2024年11月9日(土)、岡山県立図書館のサークル室をお借りして、三社合同BCP会議(防災講習・震度6強における居住宅・事務所の視聴体験・セキュリティ講習)を行いました。会議後には、みんなで旭川の土手まで歩いていき、橋の下の邪魔にならないところで防災レシピの調理や試食会も行いました。
秋晴れの良いお天気の元、旭川からは岡山城も望め、ロケーションもよく、防災レシピも想像よりも美味しくいただけて、なかなかお会いできない方々ともたくさん意見交換し交流を深めた実り深い一日となりました。
★セキュリティ講習
BCP担当者が「警視庁サイバー担当者による最新のサイバー攻撃の実態と被害内容」などの講習を受講した内容と、IPAやNTTからの最新のサイバー攻撃情報や対策をまとめ、全員にセキュリティ講習を行いました。
★防災講習
岡山県の地形の説明や、大雨の際家でできる対策や情報収集方法をレクチャー。
三社の場所が違うため、各地域の防災マニュアルを集めて配布しましたが、被災経験のある倉敷市の防災マニュアルは他の地域にない「北朝鮮からのミサイル発射時の対応方法」等の情報まで載っており、防災に力を入れてあることに驚きました。
災害時伝言ダイヤルの説明では、実際に被災され、被災時に使用した経験のある植木保険サービスの社員の方からの貴重な体験談も聞けました。通信ツールはたくさんありますが、年齢層により、使用頻度の高いツールと低いツールがあります。災害時に家族や顧客の方々との連絡手段としての通信ツールの種類やその優先順位をグループに分かれて話し合いました。
★震度6強の地震発災時の居住宅・事務所の様子を視聴
冷蔵庫や、コピー機の部屋中を飛び跳ねて動き回る様子に、みんな圧倒されました。
重量のある家電や家具は、地震の際、恐ろしい凶器に変わります。
防災グッズをすぐ見に行かねば!と思った社員も多いでしょう。
★防災パスタ(水パスタ)の調理・試食
会議前に水につけたパスタ(付け置き時間2時間)を、各会社の備蓄品のガスコンロや鍋などを持ち寄って、旭川土手で調理しました。
被災時を想定した「水がない状態でいかに洗い物を少なくするか、使いまわせるか」を考えながらの調理と試食なので、事務所内でなく、野外で行うことにしました。
土手に行ってからレシピを忘れるのに気づくという大失敗もありましたが、用意の良い社員のおかげで事なきを得、チームで協力して調理し、一口ずつ試食を行いました。
2時間水につけておいたパスタは、まっすぐで中に芯が残っており、濁った黄白色で、博多ラ-メンの「バリカタ」に近い見た目です。
今回の会議のため作成した防災用レシピを以下に載せますので、災害時に備えてご参考になさってください。
今回実食した分は、黄色い枠の「水パスタ」です。この方法が一番「水」と「ガス」を使いませんので、非常時には最も有効だと思われます。
標準茹で時間が7分のパスタと、あえるだけのパスタソースを使用しました。
3班に分かれて作ったので、蒸らし時間を「3分」「4分」「5分」と分け、予備で1袋作った分は、試食に追われて忘れさられ「放置」となりました。どの方法でも、一回沸騰させただけで柔らかくなり、普通のパスタの食感です。
試食の感想で一番多かったのが「自分のチームが作ったのが一番うまい!」だったので、どの蒸らし時間でも「まあまあ食べれる」という結論です。個人的な感想では、3分はちょっと固め、放置は緩い感じだったので、標準茹で時間の半分+1分くらい蒸らしたのが標準的茹で時間のパスタの食感に一番近いのかもしれません。
コツは「麺を水につける際はムラができないよう全体をまんべんなく水につけること(途中で揉んだりするとムラが出来ずに上手くいった)」「塩は軽く1つまみ」です。パスタは塩を多く入れるイメージですが、水が少ないので塩が少量でもかなりしょっぱくなりました。
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